第10回無料セミナーを開催しました!

第10回セミナー「大分県事業者のDX推進」は、オンラインで大勢の方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました!

今回のセミナーでは、2022年8月に経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されており、実際に大分県でDXを進め、DXをサービスとして提供されている心強いパートナー事業者である、株式会社古城 代表取締役 古城 一 氏をゲストにお招きしてお話し頂きました。

こちらでは、第10回セミナーの内容の一部をご紹介します。

【講演】「おおいたをDXで笑顔いっぱいに」

株式会社古城 代表取締役 古城 一 氏

1952年に感光紙店として設立し、その後測量機械店、設計製図システムの構築や操作指導など時代に伴う変化を続けてきた株式会社古城。他社のデジタル化のお手伝いをする企業として、早くから「DX認定」取得を意識していたと語る古城氏。

 

株式会社古城では、DXの推進を図ることを見据えて、会社全体で3つの点を掲げて取り組みを進めてきた。

 

1.働き方改革の取り組み

社員が成長し続け、若手が活躍し続けられる姿を理想とし、この取り組みにより「おおいた働き方改革モデル企業」に選定された。

 

2.SDGsの取り組み

地域の皆様やお客様の豊かな未来と幸せの実現のため、SDGsに基づいた企業活動へ取り組むことを宣言している。

3.DX事業の取り組み

大分県下の事業者様の業務効率化による生産性向上の支援・アドバイスを行なっている。

お客様を支援するにあたり、DXの取り組みがわからないという声を耳にする。

まずは社内でDXに取り組んで成功体験を得たいと考えた。

まずは社内のDXから

社内にある問題点を洗い出す作業から取り組んだ際に、部署間の情報共有、書類の手入力によるミスが多いことがわかった。

社内の様々な問題点をkintoneを導入することで、解消するに至った。

社内の問題を解決し、DXに取り組むことは、想像以上に難しいものだった。部署間を跨いで習慣となっていた過去の業務プロセスを変えることに、社内から反発の声が上がり、どの方向へ向かったら良いのかわからなくなった。そこで、外部からコンサルタントを招いて、改めて棚卸しし直したことで、ゴールを再発見し、成功に至った。

 

主要な取引先であった(株)リコーがデジタルサービス会社に変わると宣言したことも追い風となり、DX認定取得を考えるようになった。

DXを進める中で、DXとはCX(カンパニートランスフォーメーション)、つまり会社全体の変革につながることだと実感している。

 

DX認定取得に向けて

経産省の資料を元にした下図において、現在の古城でもデジタライゼーション(データが部門間を超えて使える環境になっているなど)まではできていると言える。

事業やビジネスモデル自体の変革であるデジタルトランスフォーメーションはこれからの課題となっている。

大分県内で初めてDX認定を取得した大分銀行に続きたいという想いで古城は認定を取得した。先行者利益を得るためには他より先んじたいと考えた。

 

DX認定後が大切

DX認定を取得した後が大事だと考えている。8月に無事にDX認定を取得することができて、9月9日に全社員の前でスピーチを行った際の資料から1枚だけ抜粋する。

元々残業の多い会社がやっと働き方改革を進めたところで、今度は他社のDXの手伝いをするという新たな挑戦に反発する声も多かった。しかし、環境を見渡すと、DXに取り組まないことの方がリスクだということがわかる。

 

DXに取り組むことの必然性を広く社内に理解してもらい、関係各社と「大分をDXで笑顔いっぱいに」をスローガンとして進めている。

 

伴走事例紹介

古城ではこれまでに他社へ多くのDX伴走サポートをしてきた。その中から以下の事例を紹介したい。

SNSメディア紹介

古城はDX認定を受けるまでのドキュメントをSNSにアップしているので是非参考にしてください。

まとめ

DXに取り組むには社内で連携を取り、コツコツ進めることが大切。ゴールはない。

常に変化変革していかなければいけない。それを楽しめるようになると、いろんなビジネスチャンスがやってくる。

 

古城氏の示唆に富んだポジティブなメッセージは、多くの方のDXへの第一歩を後押しされました。

さて、DXの事例を学びながら、自社のビジョンについて考えてみる、その想いを言葉にしてみる。そんなセミナーを今後も展開していきます。

ありたい姿を実現するためにDXを取り入れる、まずはその想いを言葉にしてみませんか? 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

【申込はこちらから】 https://wakuwaku-dx-oita.com/seminar/