第2回無料セミナーを開催しました!

湧く沸くDXおおいた第2回無料セミナーを7月19日(火)に開催しました。新型コロナウイルス感染防止の観点からオンライン開催となりましたが、多くの方々にご参加いただきました。

「湧く沸くDXおおいた」では、これまでも「ありたい姿」の大切さについて発信してきました。今回のセミナーでは、「ありたい姿やビジョンを実際にどのように作っていくのか」について、運営事務局を務める株式会社ボーンレックス 長谷川寛樹による講義を行いました。

その後、グループ毎にそれぞれの想いを言葉にするワークショップを開催しました。

講義「ビジョンの作り方」

運営事務局株式会社ボーンレックス 長谷川寛樹

―継続のポイントは「目的」を持つこと―

前回のセミナーでは、森田洋蘭園の森田氏に登壇いただき、IT・DX事例について紹介があり、DXへの具体的なイメージが湧いた方もいらっしゃるかと思います。今回は、長谷川から「DXという新しいことをするには目的が重要。」ということをお伝えました。目的というのは、ありたい姿。言い換えると、各事業者の方々が「取り組みたい理由」です。

例えば新しいことを始めようとします。日記、筋トレ、早起きなど、皆さんの中にも人生で一度はそんな決断をしたことがあるのではないでしょうか。何か新しいことを始め、そこで成果を出そうと思った際、ハードルになるのは「継続すること」です。簡単なことであっても、継続できないと当然成果を出すことは難しいでしょう。

そして、継続するには「目的」が必要です。例えば、「1日1分でも運動する」という簡単にできそうなことでも、目的がないと続きません。しかし、「政治家になる」という大変そうに思えることでも、「日本を変えたい!あの法律を変えたい!」のような強烈な目的があると、人は実現させるまで継続できるものです。目的がないとたとえ小さなことでも成果を出すのは難しく、一方でとても大変そうに思えることでも、目的さえあれば成果を出すところまで走り切れます。

DXを実現するには、目的としての「ありたい姿・ビジョン」を明確にすることが大切です。対話を通じて「ご自身がどんなありたい姿を叶えたいのか」一緒に考えていきましょう。

―手段と目的は分けて考えること―

手段はあくまで、目的を達成するためのものという意識が大切です。

DX自体は「ありたい姿・ビジョン」を実現するための手段と言い換えることができます。

会社のありたい姿があったとしましょう。次に会社の中でありたい姿を目指すうえでの阻害要因があります。DXはその阻害要因を超えていくための手段です。

手段だけに焦点を当てると、目的に向かって一緒にDXを推進していくメンバーやそれを支えるメンバーの意識が統一されなくなってしまいます。また、手段に焦点をあててしまうことで目的を見失うと、何がしたいのか分からなくなってしまいます。そこで、ワークショップでは、目的である「ありたい姿」の前提となる「想い」にテーマにしました。

ワークショップ ~想いを言葉にする~

ワークショップでは、参加者が複数のグループに分かれてそれぞれの想いを言葉にしました。十人十色の想いがあり、DX宣言事業者、コンサルティングパートナー、ソリューションパートナー、それぞれの立場からありたい姿に向かって伴走していく未来にワクワクしていく、そんなディスカッションになりました。