2023年度 第3回無料セミナーを開催しました!

2023年度 第3回無料セミナーを開催しました!

2023年度湧く沸くDXおおいた第3回セミナーを7月5日(水)に開催いたしました!

伴走型モデル創出プロジェクトの応募締め切り前最後となる本セミナー会はiichiko総合文化センターにて、オンラインを含めて51名もの方が集まりました。

今回のセミナーでは「ビジョン・ハードル・ソリューション~審査会に向けて~」をテーマとして、審査のポイントを昨年度の事例を用いて運営事務局(株式会社ボーンレックス)よりご紹介いたしました。その後、DXの進め方について現状のビジョン・ハードル・ソリューションを言語化すべく、参加者の皆様とグループワークを実施いたしました。

ここからセミナーの内容を一部ご紹介します。

講義「ビジョン・ハードル・ソリューション~審査会に向けて~」

株式会社ボーンレックス 奥野佳香(湧く沸くDXおおいた運営事務局)

―ビジョン・ハードル・ソリューションの復習―

前回までのセミナーではビジョン・ハードル・ソリューションの定義とそのつながりについてお話しました。

ビジョンとは「会社がありたい姿」であり、「目の前の悩み事ではなく、ありたい姿に対してそうなっていない原因のこと」をハードルとしていました。その次に、「ハードルをどうやって乗り越えるかの具体的な手段、解決策」としてのソリューションを考えることで、事業を進める準備をします。

実際に事業を進める際にはビジョン⇔ハードル⇔ソリューションを行ったり来たりして、アクションと思考を繰り返しながら深めることが重要です。これらのビジョン・ハードル・ソリューションが互いに独立せず、繋がっていることが重要です。

―本事業において重視しているポイントー

今回のセミナーでは「湧く沸くDXおおいた」において重視しているポイントを、昨年度の2つの事例を用いてお話しました。

ポイント①

〇DXによって実現したい自社の「付加価値の向上」や「新たな価値の創出」とは

1つ目の事例では「業務効率化」をビジョンとして掲げた、住設機器の専門商社についてご紹介しました。はじめは、「アナログな業務が多い」というハードルに対し、「既存のシステムを更新して効率化する」というソリューションを検討していました。ですが、改めて「自分たちはどのような会社になっていきたいのだろう」という視点でビジョンに立ち返ると、自分たちは「全てのお客様に想像を超える住環境を提供し続ける」という一つの「ありたい姿」に行きつきました。住設機器を「ただ卸す」のではなく、「最高の住環境をを提供すること」という新たな自社の価値に立ち返ることが出来ました。DXを進めていくには、自社の新たな価値やビジョンに込められた思い、何のために挑戦をするのかを皆さん自身が認識していることがとても重要です。

ポイント②

〇自社が抱えるハードルを理解し、それに対するソリューションができている状態とは

2つ目の事例では、解決すべきハードルがたくさんあり、「何から手を付ければ良いか分からない」「ソリューションが出てこない」という状態の事業者が、どのようにハードルを整理していけばよいのかをご紹介しました。

「ハードルがたくさんある」という状態に対し、「“なぜ”、現状のハードルが生まれているのか」という点までかみ砕いて理解・把握した上で、「本質的な課題」を抽出することがポイントです。「本質的な課題」とはその課題を解決することにより、連鎖的に他の課題も解決されるような、数多ある課題の中でも根幹的な部分のことを指します。本質的な課題を抽出し、適切なソリューションに取り組むことで、本当に解決すべきハードルに刺したソリューションを導入することができます。

座談会 ~DXの進め方~

講義後は、「DXの進め方」をテーマに複数のグループに分かれて座談会を行いました。

DXを進める上での核となる「ビジョン・ハードル・ソリューション」を改めて見つめなおし、対話を通して自社が目指す姿を言語化していきました。