2023年度 第2回無料セミナーを開催しました!
2023年度 第2回無料セミナーを開催しました!
湧く沸くDXおおいた第2回無料セミナーを6月20日(火)に開催しました。
オンライン、オフライン同時のハイブリッド開催となり、多くの方々にご参加いただきました。
「湧く沸くDXおおいた」が目指すのは、「デジタル」というツールを用いた会社の経営変革です。会社として、事業として、ありたい姿(ビジョン)は何なのか。セミナーを通して、皆さんの「ビジョン」を深掘りしていきます。
今回のセミナーでは、「常にビジョンを軸に、ハードル・ソリューションを考える」をテーマに、運営事務局を務める株式会社ボーンレックス 奥野佳香が講義を行いました。
その後、グループに分かれて座談会を実施。「ビジョン実現の壁」というテーマを設け、参加者の皆様とディスカッションを行いました。
講義「常にビジョンを軸に、ハードル・ソリューションを考える」
運営事務局 株式会社ボーンレックス 奥野佳香
―DX成功のカギは、「ビジョン」を明確にもつことー
今回のセミナーでは、前回よりも1歩進み、「ビジョン(ありたい姿)」とは何か、そしてどうやって深掘りしていくのか、について事例を用いてお伝えしました。
ビジョンとは、会社が「ありたい姿」のことです。「この会社は何を実現したくて立ち上がったのか」、「この会社が存在している理由は何なのか」、皆さんは頭に思い浮かびますか?まず初めにビジョンを定めるのには、以下のような理由があります。
- 今すべきことが明確になる
会社をよりよくしよう!とすると、様々なアイディアが思い浮かぶと思います。仕組みが足りない?労働環境の改善が必要?コミュニケーション不足?・・・何から手を付けていいか分からないときに、目的が明確にあることで、本質的に「やるべきこと」が見えてきます。
- うまくいかなかったときに立ち返る「軸」になる
DXを進めていくと色々な壁に直面します。そうなったときに、またゼロから考えるのではなく、軸に立ち返ることで、また何度でも挑戦できるようになります。
- 社内で同じ方向が向ける
例えば途中で路線変更などを余儀なくされたときも、ビジョンを共有し、同じ方向を向いたチームであれば、社内で空中分解することなくまた新たな挑戦に向かうことができます。
DXを実現するには、目的として「ビジョン(ありたい姿)」を明確にすることが大切です。最初のビジョンはふわっとしたものでも大丈夫です。人との対話を通じて、「自社がどんなありたい姿を叶えたいのか」、一緒に考えていきましょう。
―ビジョンを実現するためのハードル・ソリューションー
次に、「ハードル」という概念についてお話しました。
私たちがハードルと呼んでいるのは、単に目の前にある悩み事ではなく、「ありたい姿に対してそうなっていない原因のこと」です。
なぜ今は理想の状態になっていないのか、何を解決したら実現したい状態になるのか。現在地から見えるハードルを一つずつ解決することで、ありたい姿、理想の状態へと近づくことができます。
その次に考えるのがソリューションです。ソリューションとは、ハードルをどうやって乗り越えるかの具体的な手段・解決策のことです。
デジタルを用いたツールや、ITソフトの導入などがこれに当たります。
DXを進めるときは、ビジョン⇔ハードル⇔ソリューションを行ったり来たりして、アクションと思考を繰り返しながら深めていきます。ときにハードルの抽出がずれていたり、ソリューションが合っていなかったり、そもそものビジョンが本当に実現したいものと違ったということもあるでしょう。そのたびに、ビジョン⇔ハードル⇔ソリューションを行ったり来たりして、事業をブラッシュアップしていきましょう。
審査では、これらが一本の線で繋がっていることがとても重要です。
座談会 ~ビジョン実現の壁~
講義後は、「ビジョン実現の壁」をテーマに複数のグループに分かれて座談会を行いました。
ビジョンを実現する上でのハードルを言語化することが、今後の事業を進める中でのキーになってきます。各々が対話の中で自社のビジョンに対するハードル言語化することで、ありたい姿のブラッシュアップや、現場へのヒアリングへのアクションなどにつながりました。